建設技術情報(第16期)TECH16

建設技術展示館に出展されている各種建設技術を検索することができます。

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92件中 41~60件目を表示

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-43 水を強力に弾き、着雪や着氷も防ぐ技術 「超撥水材料HIREC(ハイレック)」

撥水加工で落氷雪事故や水膜による設備障害などを防止

水滴の接触角150°以上と強力に水を弾く

塗装表面の微細な凹凸構造と化学的性質により、水滴の接触角150°以上を実現すると同時に、光触媒材料を配合することにより、一般的な撥水材料に見られる大気中の塵埃の付着による撥水性能低下という課題を克服しました。さらに、揮発性有機化合物(VOC)をほとんど含まない人と環境に優しい水系の超撥水材料を開発しました。

  • 水を強力に弾き、着雪や着氷も防ぐ技術 「超撥水材料HIREC(ハイレック)」
  • 水を強力に弾き、着雪や着氷も防ぐ技術 「超撥水材料HIREC(ハイレック)」
  • 水を強力に弾き、着雪や着氷も防ぐ技術 「超撥水材料HIREC(ハイレック)」
  • 水を強力に弾き、着雪や着氷も防ぐ技術 「超撥水材料HIREC(ハイレック)」
NTTアドバンステクノロジ株式会社 グリーン&プロダクト・イノベーション事業本部 営業部門  担当 / 川田 / 建設技術展示館展示担当

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-04 洪水から人々の暮らしを守る揚排水ポンプ

人力での運搬を可能とした排水ポンプの超軽量化により、効率的な災害支援活動を実現

揚排水ポンプの特徴

揚排水ポンプは、浸水対策用の排水機場や用水を補給する揚水機場などで使用されており、小型のものから直径4.6mもある超大型のポンプがあります。大きさや形状、性能の異なるものがあり、用途に合わせて選択され、治水・利水に役立っています。また、災害時などで機動的に排水を行う排水ポンプ車が開発されており、ポンプ車に人力で運搬可能な超軽量水中ポンプを搭載することで効率的な災害支援活動に貢献しています。

  • 洪水から人々の暮らしを守る揚排水ポンプ
  • 洪水から人々の暮らしを守る揚排水ポンプ
一般社団法人河川ポンプ施設技術協会 技術部  担当 / 大坪 祐一郎

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-25 循環式ハイブリッドブラストシステム工法

金属系研削材を回収・再利用するブラスト工法

・研削材の再利用が可能
・産業廃棄物の大幅削減
・簡単な操作により労務コスト削減
・硬質な研削材の使用により粉塵の発生が低減

ブラスト処理後のケレンかす(研削材および剥離物)を吸引分別し、研削材のみを循環させ再利用することができます。研削材と塗膜を完全分離させることにより、鉛やPCBなどを含有する塗膜のみを処理できるので、産業廃棄物が大幅に削減します。電子制御盤及び筒先のボタン操作のみで機械を制御できるため、操作に掛かる労務コストを削減できます。研削材にスチールグリッドを採用することにより、粉塵の発生を抑制できます。

  • 循環式ハイブリッドブラストシステム工法
  • 循環式ハイブリッドブラストシステム工法
  • 循環式ハイブリッドブラストシステム工法
一般社団法人循環式ハイブリッドブラストシステム工法協会 事務局  担当 / 田中 亮 / 刑部 希望

インフラ分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)技術 / B-21 河川盛土材料を製造する技術 「STB-ICT粒度改良工法」

河川工事に大型重機ICTスタビライザを用いて「見える化」施工し、建設発生土を活用する技術

①施工の見える化による生産性向上
②GNSSシステム施工軌跡を活用した出来形管理
③施工工程時間、製造コストの縮小

当工法は、近年の河川工事において大規模な浸水・土砂災害を防ぐ減災対策を目的とした堤防強化事業に3次元GNSS施工管理装置を装着したスタビライザを用いて、単体では盛土材料の規格に合わない建設発生土同士をこの技術で粒度改良(土砂改良)する事で築堤(盛土)材料を合理的に製造し有効利用できる工法です。更に、GNSS施工管理装置の「見える化」により施工履歴データーを品質管理・出来形管理帳票に活用する事で生産性が向上する。

  • 河川盛土材料を製造する技術 「STB-ICT粒度改良工法」
  • 河川盛土材料を製造する技術 「STB-ICT粒度改良工法」
  • 河川盛土材料を製造する技術 「STB-ICT粒度改良工法」
  • 河川盛土材料を製造する技術 「STB-ICT粒度改良工法」
株式会社東洋スタビ 営業部  担当 / 平山 佳幸

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-13 エスイーの防災・減災対策技術

地すべりを抑止するグラウンドアンカーとその維持管理を支援する技術

SEEEグラウンドアンカー工法

SMATS

・SEEEグラウンドアンカーは摩擦圧縮型でありグラウトに圧縮力が加わるため、ひび割れの心配がなく応力特性が安定している。また、ナット定着式のため、定着および除荷、再緊張が容易である。
・SMATSはICタグによるエスイー製品のトレーサビリティの確保と、グラウンドアンカーの効率的な維持管理を支援するシステムである。

  • エスイーの防災・減災対策技術
  • エスイーの防災・減災対策技術
株式会社エスイー 営業本部環境防災部  担当 / 井田 晃司

インフラ分野の脱炭素化・GX(グリーントランスフォーメーション)技術 / C-02 カーボンニュートラルに対する鹿島の取り組み

CO2排出量を実質ゼロ以下とする世界初のコンクリート「CO2-SUICOM®」
と「藻場再生技術」によるブルーカーボンの創出

①環境配慮型コンクリート:「CO2-SUICOM®:スイコム」
②「藻場再生技術」によるブルーカーボンの創出
③サンゴ再生技術 「コーラルネット®」

国際的に「2050年温室効果ガス排出ゼロ」が呼び掛けられています。
当社は2013年に「鹿島環境ビジョン トリプルZero2050」を策定し、「低炭素」「資源循環」「自然共生」を軸に環境配慮型社会の構築に取り組んできています。
カーボンニュートラルに向け、いよいよ本格化する建設業の動きの中で、当社が取り組む幅広い技術を紹介します。

①環境配慮型コンクリート:「CO2-SUICOM®」
「CO2-SUICOM®」(シーオーツースイコム)は、コンクリートが固まる過程でCO2を吸い込み、コンクリート内部に固定することでCO2排出量がゼロ以下となる、究極の環境配慮型コンクリートです。
すでに商品として実用化されているものでは国内唯一のCO2吸収コンクリートで、「作れば作るほどCO2を削減するコンクリート技術」として注目されています。

②「藻場再生技術」によるブルーカーボンの創出
全国の沿岸域で深刻な問題となっている藻場衰退の対策手法の一つとして、各地域に生育する大型海藻類を、年間を通じて生産できる技術を確立しました。
母藻が放出する胞子から配偶体を採取しオス・メス別々に保存します。配偶体を浮遊培養する「フリー配偶体」技術により、いつでも短期間で大量に種苗を生産し、藻場再生に活用できる技術です。

③サンゴ再生技術 「コーラルネット®」
コーラルネットは、シンプルな網状構造により、細粒分(シルト)の堆積を防ぎ、サンゴの着生を促します。この網状構造は、光の透過、海水の通水性、食害生物対策など、サンゴ群集の生育に良好な環境を創出します。また、海底への設置も容易で効率的な取り付けを実現しています。
自然に優しい自然分解型、波浪に強いステンレス製の耐久型の2タイプがあり、サンゴの再生地点の環境により選定します。

  • カーボンニュートラルに対する鹿島の取り組み
  • カーボンニュートラルに対する鹿島の取り組み
  • カーボンニュートラルに対する鹿島の取り組み
  • カーボンニュートラルに対する鹿島の取り組み
鹿島建設株式会社 土木管理本部  担当 / 馬野 浩二

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-38 円弧状隅角部を有するプレキャストカルバート
「角丸カルバート」

円弧状隅角部の適用により断面力を低減させ、主要材料の削減を可能とした構造

従来品と比較してのメリット
・コストダウン:断面力が抑えられ部材厚および鉄筋量の削減が図れる。
・CO2削減:主要材料の削減による。
・鉄筋工の低減:隅角部の直交する鉄筋やハンチ部の組立手間の軽減が図れる。

プレキャストカルバートの形状は一般的に矩形であり、特に部材軸が 直交する隅角部において発生する負の曲げモーメントが増大するケース が多く、必要鉄筋量が増加するとともに、軸方向鉄筋が交差する隅角部 の配筋作業には多大な手間を要し、製造コストおよび工程に大きな負荷 を与えます。 角丸カルバートは、隅角部を円弧状とすることで、隅角部に生じる曲 げモーメントを低減するとともに連続的な鉄筋配置を可能とし、主に大 型カルバートを対象に、鉄筋量やコンクリート量の削減、配筋手間の軽減を図ることを目的として開発されたプレキャストカルバートです。
●角丸カルバート形状寸法
現場条件に応じて、以下に示す範囲を標準とし形状設定を行います。
・内空幅 : 5.0m ~12.0m
・内空高 : 4.0m ~ 8.0m
・部材厚 : 0.30m~ 1.5m 程度
・隅角部内R: 0.50m~ 1.0m 程度

  • 円弧状隅角部を有するプレキャストカルバート<br>「角丸カルバート」
  • 円弧状隅角部を有するプレキャストカルバート<br>「角丸カルバート」
  • 円弧状隅角部を有するプレキャストカルバート<br>「角丸カルバート」
千葉窯業株式会社 東京支店(技術部)  担当 / 小川 / 湯浅

インフラ分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)技術 / B-22 のり面吹付工の省力化技術「スロープセイバー」

吹付アタッチメントとバックホウを用いたロボット施工により、生産性の向上を実現

吹付ロボット施工と、大容量コンクリートポンプによる材料供給で、従来の人力吹付の3~5倍の施工歩掛を実現したのり面のモルタル吹付工法です。

従来工法は、人力による吹付であったため、施工スピードを大幅に上げることは難しく、安全面においても高所作業を作業員に強いることが課題でした。
スロープセイバーは吹付ロボットによる施工で、従来技術と比較し以下のメリットがあります。また、LiDARによるリアルタイム吹付厚計測も可能です。

①40-70%の工程短縮

②50-80%の省力化

③ロープ足場による吹付作業がなくなるため、安全性が向上

直高で約17m以下、勾配約45°以上ののり面に適用が可能。大規模なのり面で高い効果を発揮します。

  • のり面吹付工の省力化技術「スロープセイバー」
  • のり面吹付工の省力化技術「スロープセイバー」
  • のり面吹付工の省力化技術「スロープセイバー」
日特建設株式会社 事業本部技術営業部  担当 / 池田 淳

インフラ分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)技術 / B-10 AIを用いた石礫の自動判読技術「グラッチェ」

山地渓流における安全かつ効率的な計測の実現

石礫自動判読

砂防堰堤の設計において、「土石流・流木対策設計技術指針」では砂防堰堤計画地点の上下流各々200mの範囲で礫径調査を実施し、設計諸元を決定することとなっています。
計測を実施する山地渓流は、土石流発生後の不安定な土砂が堆積している状態や、大小の砂礫が混在する樹林化した土石流段丘を伴う場合もあります。このような条件では、作業者の目視による調査では、見落としや作業者による差が発生します。また、渓流の地形条件によっては直接計測できない場合もあります。
本システムは、UAVによる高解像度の垂直写真に対する人工知能(AI)による自動判読技術により、作業効率化と安全性向上性が期待できます。

  • AIを用いた石礫の自動判読技術「グラッチェ」
  • AIを用いた石礫の自動判読技術「グラッチェ」
  • AIを用いた石礫の自動判読技術「グラッチェ」
  • AIを用いた石礫の自動判読技術「グラッチェ」
株式会社オリエンタルコンサルタンツ 関東支社河川砂防・港湾部  担当 / 秋山 怜子

インフラ分野の脱炭素化・GX(グリーントランスフォーメーション)技術 / C-04 国土強靭化に寄与するプレキャストコンクリート技術「TB(タッチボンド)工法/新ボックス型アグア/ECO-C・L(エコ・クリーンリフト)工法」

インフラ整備におけるプレキャストコンクリート製品の導入による防災・減災、およびCO2排出量の削減を実現

・TB(タッチボンド)工法:高弾性接着剤によりレベル2地震動をクリアした耐震性継手工法
・新ボックス型アグア:一般的な形状のプレキャストボックスカルバートおよび頂版スラブを用いた経済性、施工性に優れた雨水貯留施設
・ECOーC・L(エコ・クリーンリフト工法)工法:CO2を排出しないバッテリーによって作動する無騒音の搬送台車

・TB工法:連続性と水密性を確保しつつ、側方流動などによる大きな地盤変位にも対応可能な水路や通路等の管路を構築できるボックスカルバート用の耐震継手工法です。最大の特長は、他の耐震継手では対応できない「曲線部」や「断面変化部」においても、直線部とまったく同様に施工ができます。
・新ボックス型アグア:プレキャストボックスカルバートと頂版スラブの組み合わせにより、現場に応じた様々な形状の雨水貯留施設が構築可能です。施設内部の壁が大幅に減少し、内部空間が広くなることで、貯留量が大幅に増加します。また、現場打ちに比べて工期短縮が図れます。
・ECO-C・L工法:無騒音なので、住宅密集地、病院および学校など公共施設に隣接する現場でも施工が可能で、CO2を排出しないため、温室効果ガスの削減や環境への負荷を低減することができます。

  • 国土強靭化に寄与するプレキャストコンクリート技術「TB(タッチボンド)工法/新ボックス型アグア/ECO-C・L(エコ・クリーンリフト)工法」
  • 国土強靭化に寄与するプレキャストコンクリート技術「TB(タッチボンド)工法/新ボックス型アグア/ECO-C・L(エコ・クリーンリフト)工法」
  • 国土強靭化に寄与するプレキャストコンクリート技術「TB(タッチボンド)工法/新ボックス型アグア/ECO-C・L(エコ・クリーンリフト)工法」
旭コンクリート工業株式会社 技術・設計開発部  担当 / 坂口 周示

インフラ分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)技術 / B-20 施工総研のインフラ分野のDX技術

~コンクリートの内部を探る・短時間で橋を架ける、創る・即座に通行止め・トンネルを早く作る~

【1】分割型Pca覆工システム
【2】緊急架設橋「モバイルブリッジ」の開発
【3】Single i技術を用いた微破壊調査
【4】ハイブリッド吹付システム「On-Site Shot Printer」の開発
【5】バルーン式自動交通遮断機

【1】分割型PCa覆工システム
施工現場に搬入可能な複数のプレキャスト部材を⾺蹄形に組み⽴てトンネルの覆⼯体を早期に構築する⼯法です。
【2】緊急仮設橋「モバイルブリッジ」の開発
折り畳んで運搬し,被災現場で伸長することで容易かつ迅速に架設することができ,速やかな人命救助を可能にします。
【3】Single i技術を用いた微破壊調査
現場でリアルタイムに調査・診断ができ、母材への影響が少ない小径穿孔ビットによる微破壊コンクリート内部調査工法です。
【4】ハイブリッド吹付システム「On-Site Shot Printer」の開発
ICT建機と3Dプリンティング技術を組合せ、現場で構造物を直接造形する3Dプリント技術です。
【5】バルーン式自動交通遮断機
緊急時の迅速な通行止めを可能にし、交通の安全を確保できる技術であり、緊急車両等は通過できます。

  • 施工総研のインフラ分野のDX技術
  • 施工総研のインフラ分野のDX技術
  • 施工総研のインフラ分野のDX技術
  • 施工総研のインフラ分野のDX技術
  • 施工総研のインフラ分野のDX技術
一般社団法人日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所 研究第二部  担当 / 松本 政徳

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-18 橋梁の長寿命化に貢献する伸縮装置「ハイブリッドジョイント」

漏水リスクを限りなく減らし、製品そのものの耐久性を高めることで、橋梁の長寿命化を実現

従来品と比較してのメリット
・耐久性が高い(歯型タイプ30年/3LⅡタイプ50年)ため、取替の回数を減らすことができ、ライフサイクルコストを低減できる。
・従来技術と比較し施工にかかる日数が短い(1週間程度⇒1~2日)ため、排出される二酸化炭素量を低減できる。

ハイブリッドジョイントはゴムと鋼材の複合技術を用いて開発した非排水型の伸縮装置であり、鋼板とゴムをプレス加硫接着(金型を用いた一体成型)することで非常に高い止水性を実現しました。さらに荷重支持構造を鋼製縦型形状とすることで表面露出面積を小さくし、静音性・耐久性を向上しました。鋼材を縦に使っている構造のため、疲労破壊が起こりにくく、設置後のメンテナンスは後打コンクリートの状況を目視で確認するだけで良いのでメンテナンスフリーと言えます。

取扱い製品は小型製品から大型製品まで品揃えが充実しており、伸縮量20mm~600mm、適用最大床版遊間量1230mmまで対応可能です。

  • 橋梁の長寿命化に貢献する伸縮装置「ハイブリッドジョイント」
  • 橋梁の長寿命化に貢献する伸縮装置「ハイブリッドジョイント」
  • 橋梁の長寿命化に貢献する伸縮装置「ハイブリッドジョイント」
  • 橋梁の長寿命化に貢献する伸縮装置「ハイブリッドジョイント」
株式会社クリテック工業 工務部  担当 / 石戸 杏奈

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-09 防災・減災、国土強靭化に資する「インプラント工法」

仮設工事を最小限とし、省スペースかつ早期に粘り強い構造物を構築

地球と一体化した粘り強い構造物(インプラント構造物)を構築する技術

インプラント工法は、躯体部と基礎部が一体となった許容構造部材(以下構造部材)を圧入工法により静荷重で地中に押し込み、地球と一体化した構造物(インプラント構造物)を構築する工法です。
地上部から構造部材を直接圧入施工するだけで構造物が構築できるシンプルで合理的な工法であること、コンパクトなシステム機器で工事の影響範囲を最小限に抑える圧入工法で施工すること、により構造物を構築する際の地形改変を少なくし、周辺への環境影響を抑えます。
構築されたインプラント構造物は、部材の強さと地盤への貫入深さによって、鉛直方向や水平方向からの外力に対して高い耐力を発揮するため、地震や津波が発生しても粘り強く抵抗し、国民の命と財産を守ります。

  • 防災・減災、国土強靭化に資する「インプラント工法」
  • 防災・減災、国土強靭化に資する「インプラント工法」
株式会社技研製作所 事業企画部 / 事業企画課  担当 / 栁弘 直人

インフラ分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)技術 / B-05 建設現場を可視化するAR技術「Trimble SiteVision」

設計データを現場で可視化、合意形成を図る

AR技術を現場で活用する
・完成形状の可視化
・地下埋設の可視化
・設計照査
・干渉調査
・合意形成
・遠隔臨場

Trimble社のGNSS測位技術とAR技術を組み合わせることで、施工用設計データなどの3Dデータを現場で可視化する。
①丁張レスのICT活用工事で完成形状が誰でもイメージできる
➁現場と設計の不整合、干渉を早期に発見できる
➂図面の読み間違いやコミュニケーション不足による手直し手戻りを減少させる
④計測機能を使用して設計面と現況地形との切盛を確認
⑤現場イメージを共有することで合意形成を図る
また、住民説明や立ち合い検査にも有効です。

  • 建設現場を可視化するAR技術「Trimble SiteVision」
  • 建設現場を可視化するAR技術「Trimble SiteVision」
  • 建設現場を可視化するAR技術「Trimble SiteVision」
  • 建設現場を可視化するAR技術「Trimble SiteVision」
サイテックジャパン株式会社 カスタマーサクセスグループ  担当 / 大橋 徹也

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-16 タイル・石材を落とさない「ヒロ結合工法」

安全な金具を使用して建造物壁面へのタイル及び石材の剥離落下を防止する

主な特徴「地震にも安全な技術」「改修工事に最適」「仕上がり精度の高い施工」「通気層確保できる構造」

本技術は、接着剤と穴空き金物を使用してタイルや石材を建物外壁面及び内壁面へ施工することで、地震時の変形追従性を確保し、タイルや石材の荷重に対して長期に亘り安定した強度を確保する効果があります。
 具体的には、建物壁面とは絶縁した状態で金属の網状部に接着剤を結合させ、タイルや石材を金物併用で張り付けるものです。アンカーやビスに荷重をすべて保持させることで、構造躯体に強固に緊結することが出来ます。建物が動いた時に、建造物の壁面とタイルや石材壁は別の動きをさせることが出来るため、タイルや石材の割れや剥落を防止することが可能です。
 また、本技術は新築のみならず、補修や改修などにも幅広く採用できる技術です。現在は築50年以上の公共建造物が多く、その壁は地震などにより亀裂が入っている状態のものが多数存在しております。本技術は、そのような壁面の既存の意匠材を撤去することなく、漏水の補修のみでその上からカバーリングが可能であり、美観の優れたタイルや石材を安全且つ効率的に張り、長期にわたり人々の安心を迅速に生み出すことが出来る技術です。

  • タイル・石材を落とさない「ヒロ結合工法」
  • タイル・石材を落とさない「ヒロ結合工法」
  • タイル・石材を落とさない「ヒロ結合工法」
  • タイル・石材を落とさない「ヒロ結合工法」
株式会社ヒロコーポレーション   担当 / 小貫 勝代

インフラ分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)技術 / B-30 防災・減災、国土強靭化を支える最新情報通信ケーブル

細径高密度型スロットレス光ファイバケーブル/ローカル5G用漏洩同軸ケーブル

①幹線用光ファイバケーブル

②Sub6周波数帯(4.6~4.9GHz)ローカル5G用漏洩同軸ケーブル(LCX)

①これまでの幹線用光ファイバケーブル(スロット型)のケーブル断面で大きな割合を占めていましたスロットをなくすことによって軽量化し、心数増と共に外径を小さくしました。
また細径化、軽量化により施工性、経済性が上がり、既設管路の有効活用、共架柱への負荷軽減、及び省資源化が可能になりました。

②ケーブルの周囲をローカル5Gの通信エリアに出来るため、線形の通信エリアの構築が可能となります。曲がりくねっていても大丈夫です。
2本並列に布設することで2×2MIMO対応可能。
対応周波数:4.6~4.9GHz(Band n79)

  • 防災・減災、国土強靭化を支える最新情報通信ケーブル
  • 防災・減災、国土強靭化を支える最新情報通信ケーブル
株式会社フジクラ/株式会社フジクラ・ダイヤケーブル ①ソリューション営業技術部 ②IoT/M2M事業推進室  担当 / ①高梨 智弘 / ②丹羽 敦彦

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-17 交通ネットワークを支える橋梁リニューアル技術床版取替工法・床版補強材料

多様な条件やニーズに応える各種技術により、橋梁の長寿命化・機能強化に貢献

①渋滞を抑制する新たな床版取替え工法「DAYFREE®」
②PC合成桁橋の床版取替え工法「キャップスラブ®」
③中空床版橋の急速架替え工法「HOLLOWAL®」
④現場防水工を不要とする新たなコンセプトの床版「スリムトップ®」
⑤既設床版を補修する床版上面増厚材料「スティフクリート®」
⑥橋梁リニューアル統合システム「OBRIS®」

①「DAYFREE®」は交通量の少ない夜間の一車線規制のみで、工事が可能な床版取替工法です。夜間の限られた時間内で既設床版の撤去から新たな床版の架設、路面復旧までを可能とします。※本工法は中日本高速道路(株)との共同開発です。

②「キャップスラブ®」は専用のプレキャスト床版を用いたPC合成桁橋の床版取替え工法です。既設床版と既設PC桁とを切断分離したのち、新しい床版をあと施工アンカーとモルタルで接合する工法です。※本工法は中日本高速道路(株)との共同開発です。

③「HOLLOWAL®」は、プレキャストセグメント工法を用いた幅員分離での施工も可能な中空床版橋の急速架替え工法です。専用の架設機により、既設中空床版の撤去からプレキャストセグメントの設置を行い、プレストレスを導入して一体化させる工法です。

④「スリムトップ®」はUFC(超高強度繊維補強コンクリート:スリムクリート)とコンクリートの複合構造の床版です。床版上面を防水性能のあるUFCで覆うことにより、現場防水工を不要とする画期的な工法です。※本工法は東日本高速道路(株)との共同開発です。

⑤「スティフクリート®」は床版上面増厚の耐火性能や疲労耐久性向上を目的として開発された超高性能繊維補強セメント系複合材料(UHPFRC)です。薄層での補強が可能で長期耐久性に優れていて、施工後3時間での交通開放が可能です。

⑥「OBRIS®( オブリス)」は、橋梁リニューアル工事の全工程(設計・製作・施工・維持管理)を一気通貫で管理する統合システムです。CIM活用による設計・施工自動化技術により、生産性と安全性の向上、働き方改革などを実現します。

  • 交通ネットワークを支える橋梁リニューアル技術床版取替工法・床版補強材料
  • 交通ネットワークを支える橋梁リニューアル技術床版取替工法・床版補強材料
  • 交通ネットワークを支える橋梁リニューアル技術床版取替工法・床版補強材料
  • 交通ネットワークを支える橋梁リニューアル技術床版取替工法・床版補強材料
  • 交通ネットワークを支える橋梁リニューアル技術床版取替工法・床版補強材料
  • 交通ネットワークを支える橋梁リニューアル技術床版取替工法・床版補強材料
株式会社大林組 東京本店土木事業部営業部  担当 / 伊庭 孝充

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-05 地域社会の活性化につなげる流域治水の推進

グリーンインフラの社会実装とDXの推進に係る技術

グリーンインフラは、近年国土交通省において「グリーンインフラ官民連携プラットフォーム」での展開により、社会実装を積極的に行っている。しかしグリーンインフラはこれまでのインフラ整備の考え方とは異なっていることや多くの主体が三位一体で展開しないと十分な効果が得られにくいことなど、多くの課題を有している。今回の展示は、当社が考えるグリーンインフラを水管理・国土保全局を中心に展開される流域治水において、内部目的化し検討した事例を紹介するものである。現在進行形であり効果などを明示できる段階ではないが、一つの方法として紹介したい。

流域治水の展開は、気候変動に伴う近年の降雨状況を鑑みれば必要不可欠である。流域治水は、河川事業者だけで解決できる限界を超えた規模も対象とすることから、水源地域~堤内地域など流域を面でとらえた治水対策が求められる。このため、流域治水は多様な主体を巻き込み、自然的・社会経済的に循環機能をもった新しい考え方をもって展開することが必要になる。
上記を踏まえて、流域治水にグリーンインフラの思想を盛り込み、安全安心・環境・地域経済を一体的にとらえた整備を念頭に、その実現に向けた以下の技術を紹介する。
(1)ハード整備技術
 ① グリーンインフラによる面整備イメージ(地方都市を例にして)
 ② 既存施設の活用による治水施設の新たな機能の付加
 ③ グリーンインフラを実装し展開するための副次的な取り組み(教育機関との連携)
(2)ソフト整備技術
  降雨災害のリスク情報のリアルタイム共有技術(RisKma流域水循環予測情報サービス)

  • 地域社会の活性化につなげる流域治水の推進
  • 地域社会の活性化につなげる流域治水の推進
  • 地域社会の活性化につなげる流域治水の推進
  • 地域社会の活性化につなげる流域治水の推進
株式会社建設技術研究所 東京本社技術統括部  担当 / 長野 紀章

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-35 路面性状測定車およびコンクリート補修材

・「路面性状測定車」により舗装点検の効率化を図る
・低粘度の有機系クラック補修材により、良好な充填性と強度回復を実現「クラックリペア」

・測定ユニット着脱可能、(一財)土木研究センターの検定に合格(わだち掘れ、平たん性、ひび割れ幅、距離)
・低粘度、高浸透性コンクリート補修材

・測定車のルーフ前方部に搭載したレーザで、わだち掘れ、平たん性を測定します。また後方カメラで、見下ろす形で路面を面的に撮影し、ひび割れ巾1mmを認識します。
・低粘度の有機系コンクリート補修材です。巾の狭いクラックにも水の様に浸透し、せん断部を付着させ補修し、コンクリート版の強度を復元します。

  • 路面性状測定車およびコンクリート補修材
  • 路面性状測定車およびコンクリート補修材
  • 路面性状測定車およびコンクリート補修材
世紀東急工業株式会社 技術本部 技術部 技術グループ  担当 / 吉野 敏弘

インフラ分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)技術 / B-25 3眼カメラによる配筋検査技術「写らく」

同時に撮影した3つの画像から瞬時に画像解析により配筋検査を実施、帳票作成も可能

配筋検査業務の信頼性向上と省力化・省人化を実現します

これまで、配筋検査は、検査用具の準備から現場での検査、事務所での帳票作成までの一連の作業を施工者3名、発注者監督員1名で行っていました。検査業務は構造物の規模にかかわらず、多くの手間と時間を要しており、検査結果の精度を保ちながら作業を効率化することが課題となっていました。そこで、今まで人の手でしか行えなかった配筋検査をデジタル化するシステムを開発しました。

●システムの構成
「写らく」は3つのカメラとタブレットPC、システム制御ソフトで構成され、独自の画像解析アルゴリズムにより短時間で結果を表示することができます。機材は簡単に持ち歩ける仕様になっており、一連の検査作業を1人で行えます。また、現場での検査時にはネットワーク環境は不要です。

●「デジタルを活用した配筋確認」に対応
国土交通省はインフラ分野のDXアクションプランの施策の1つとして、「デジタルデータを活用した配筋確認の省力化」に取り組み、令和5年度の社会実装を目指しています。
「写らく」は高い計測精度と現場適用性を有しており、多くの現場で試行しています。PRISM対象現場である国土交通省東北地方整備局の東根川橋上部工工事および新思惟大橋上部工工事で、発注者の段階確認に日本で初めて適用されました。

WEBサイト「テクノアイ」で動画を視聴できます。https://www.shimztechnonews.com/hotTopics/news/2021/2021-03.html

3眼カメラによる配筋検査技術「写らく」
清水建設株式会社 技術研究所 社会システム技術センター  担当 / 吉武 謙二
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