建設技術情報(第16期) - インフラ分野の脱炭素化・GX(グリーントランスフォーメーション)技術TECH16

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インフラ分野の脱炭素化・GX(グリーントランスフォーメーション)技術 / C-02 カーボンニュートラルに対する鹿島の取り組み

CO2排出量を実質ゼロ以下とする世界初のコンクリート「CO2-SUICOM®」
と「藻場再生技術」によるブルーカーボンの創出

①環境配慮型コンクリート:「CO2-SUICOM®:スイコム」
②「藻場再生技術」によるブルーカーボンの創出
③サンゴ再生技術 「コーラルネット®」

国際的に「2050年温室効果ガス排出ゼロ」が呼び掛けられています。
当社は2013年に「鹿島環境ビジョン トリプルZero2050」を策定し、「低炭素」「資源循環」「自然共生」を軸に環境配慮型社会の構築に取り組んできています。
カーボンニュートラルに向け、いよいよ本格化する建設業の動きの中で、当社が取り組む幅広い技術を紹介します。

①環境配慮型コンクリート:「CO2-SUICOM®」
「CO2-SUICOM®」(シーオーツースイコム)は、コンクリートが固まる過程でCO2を吸い込み、コンクリート内部に固定することでCO2排出量がゼロ以下となる、究極の環境配慮型コンクリートです。
すでに商品として実用化されているものでは国内唯一のCO2吸収コンクリートで、「作れば作るほどCO2を削減するコンクリート技術」として注目されています。

②「藻場再生技術」によるブルーカーボンの創出
全国の沿岸域で深刻な問題となっている藻場衰退の対策手法の一つとして、各地域に生育する大型海藻類を、年間を通じて生産できる技術を確立しました。
母藻が放出する胞子から配偶体を採取しオス・メス別々に保存します。配偶体を浮遊培養する「フリー配偶体」技術により、いつでも短期間で大量に種苗を生産し、藻場再生に活用できる技術です。

③サンゴ再生技術 「コーラルネット®」
コーラルネットは、シンプルな網状構造により、細粒分(シルト)の堆積を防ぎ、サンゴの着生を促します。この網状構造は、光の透過、海水の通水性、食害生物対策など、サンゴ群集の生育に良好な環境を創出します。また、海底への設置も容易で効率的な取り付けを実現しています。
自然に優しい自然分解型、波浪に強いステンレス製の耐久型の2タイプがあり、サンゴの再生地点の環境により選定します。

  • カーボンニュートラルに対する鹿島の取り組み
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  • カーボンニュートラルに対する鹿島の取り組み
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鹿島建設株式会社 土木管理本部  担当 / 馬野 浩二

インフラ分野の脱炭素化・GX(グリーントランスフォーメーション)技術 / C-04 国土強靭化に寄与するプレキャストコンクリート技術「TB(タッチボンド)工法/新ボックス型アグア/ECO-C・L(エコ・クリーンリフト)工法」

インフラ整備におけるプレキャストコンクリート製品の導入による防災・減災、およびCO2排出量の削減を実現

・TB(タッチボンド)工法:高弾性接着剤によりレベル2地震動をクリアした耐震性継手工法
・新ボックス型アグア:一般的な形状のプレキャストボックスカルバートおよび頂版スラブを用いた経済性、施工性に優れた雨水貯留施設
・ECOーC・L(エコ・クリーンリフト工法)工法:CO2を排出しないバッテリーによって作動する無騒音の搬送台車

・TB工法:連続性と水密性を確保しつつ、側方流動などによる大きな地盤変位にも対応可能な水路や通路等の管路を構築できるボックスカルバート用の耐震継手工法です。最大の特長は、他の耐震継手では対応できない「曲線部」や「断面変化部」においても、直線部とまったく同様に施工ができます。
・新ボックス型アグア:プレキャストボックスカルバートと頂版スラブの組み合わせにより、現場に応じた様々な形状の雨水貯留施設が構築可能です。施設内部の壁が大幅に減少し、内部空間が広くなることで、貯留量が大幅に増加します。また、現場打ちに比べて工期短縮が図れます。
・ECO-C・L工法:無騒音なので、住宅密集地、病院および学校など公共施設に隣接する現場でも施工が可能で、CO2を排出しないため、温室効果ガスの削減や環境への負荷を低減することができます。

  • 国土強靭化に寄与するプレキャストコンクリート技術「TB(タッチボンド)工法/新ボックス型アグア/ECO-C・L(エコ・クリーンリフト)工法」
  • 国土強靭化に寄与するプレキャストコンクリート技術「TB(タッチボンド)工法/新ボックス型アグア/ECO-C・L(エコ・クリーンリフト)工法」
  • 国土強靭化に寄与するプレキャストコンクリート技術「TB(タッチボンド)工法/新ボックス型アグア/ECO-C・L(エコ・クリーンリフト)工法」
旭コンクリート工業株式会社 技術・設計開発部  担当 / 坂口 周示

インフラ分野の脱炭素化・GX(グリーントランスフォーメーション)技術 / C-03 脱炭素・GX・DX技術

「カーボンニュートラル・GXの達成に向けた技術」、「インフラ分野のDX技術」

(1)環境配慮コンクリート「T-eConcrete」

(2)映像・IoTデータを活用した現場管理支援システム「T‐iDigital Field」

(3)無人化・自動化施工

(1)CO2の排出削減や世界初となるCO2排出量収支のマイナスを実現する環境配慮コンクリート「T-eConcrete」
 セメントの一部またはすべてを産業副産物やカーボンリサイクル製品に置き換えて、CO2の排出削減や世界初となるCO2排出量収支のマイナスを実現しています。

(2)映像・IoTデータを活用した現場管理支援システム「T‐iDigital Field」
 現場のリアルタイム映像や各種センター等の取得データを可視化し、工事関係者が「いつでも」「どこでも」「すぐに」施工状況を共有することにより、遠隔から迅速かつ的確な現場管理を可能としました。

(3)人とロボットが協働して、無人で作業を行う建設機械「T-iROBO®」のデータを蓄積し、さまざな重機を連携するプラットフォーム「T-iCraft」を創造しました。
 「掘削・積込」、「運搬」。「敷均し」、「転圧」の施工を制御し、協調運転を可能にしました。また、HOGシステムにより、T-iCraftと通信できるタブレットを搭載すれば有人機との協働も実現できます。現場の無人化・省力化を支援します。さらに「人」を検知すると建設機械が自動停止する建設機械のシステムも開発しています。

  • 脱炭素・GX・DX技術
  • 脱炭素・GX・DX技術
  • 脱炭素・GX・DX技術
大成建設株式会社 技術センター 技術企画部情報技術室  担当 / 片倉 徳男

インフラ分野の脱炭素化・GX(グリーントランスフォーメーション)技術 / C-05 アスファルト合材の低炭素化「低炭素合材」

アスファルト舗装におけるサプライチェーン全体でのCO2排出削減への挑戦

低炭素な製造手法
・LEAB(フォームドアスファルト技術)
・RE100電力の利用
・バイオマス燃料の活用
・蓄熱脱臭炉の活用

低炭素合材とは、自然エネルギー由来の電力やバイオマス燃料を使用することにより、従来よりもCO2排出量の少ない動力によって製造されたアスファルト合材をさします。また、2021年に開発した「フォームドアスファルト技術」は、アスファルト合材の品質を維持したまま、従来よりも低い温度での製造を可能にしました。これにより、合材製造時のCO2排出量削減を実現しています。

  • アスファルト合材の低炭素化「低炭素合材」
  • アスファルト合材の低炭素化「低炭素合材」
前田道路株式会社 技術本部 技術部 技術推進課  担当 / 村田 純

インフラ分野の脱炭素化・GX(グリーントランスフォーメーション)技術 / C-06 電動化および自律化によってCO2排出量削減を目指す締固め機械とICT施工

脱炭素化と省人化に向けた取組と土木工事(締固めや路面切削工等)を担うICT(情報通信技術)建機

電池で動く4ton振動ローラ

脱炭素化やカーボンニュートラルへの対応を目的としており、走行、操舵、制動および振動の全てが電気で動作します。排出ガスゼロで施工できる他、走行音が静かであること、加速や停止が滑らかであるため、アスファルト舗装の平坦性が向上するなどの効果が見込まる技術です。起振力などに代表される振動性能や登坂性能は、現行機種と同程度を維持しています。稼働時間は、小規模の施工現場であれば十分に施工が可能となっています。カーボンニュートラルへの取組は、排ガス規制の対応や燃費改善を1980年代から、電動化の研究は1990年代から行っており、本技術は、国内の施工現場で最も一般的な4ton級の振動ローラを対象としたフル電動化技術です。

https://www.sakainet.co.jp/products/ict_nxt_tech/evroller.html

電動化および自律化によってCO2排出量削減を目指す締固め機械とICT施工
酒井重工業株式会社 次世代事業開発部  担当 / 眞壁 淳

インフラ分野の脱炭素化・GX(グリーントランスフォーメーション)技術 / C-06 電動化および自律化によってCO2排出量削減を目指す締固め機械とICT施工【2】

脱炭素化と省人化に向けた取組と土木工事(締固めや路面切削工等)を担うICT(情報通信技術)建機

自律走行式ローラ

締固め品質と生産性向上を目的としており、自律・協調制御ならびに自動操縦等の機能を備えた業界標準機を目指しています。自律走行による省人化と、均一な締固め品質および高い走行精度によるCO2排出量削減が見込まれる技術です。共同開発プロジェクトを発足して様々な企業と実証実験を進めており、目標経路に対するズレは最大で20cm程度、規定回数で転圧された作業面積は有人作業比で3.5倍、さらに有人作業より少ないレーン数で転圧が完了するなどの結果が得られています。転圧管理システムと緊急ブレーキ装置を備え、締固め管理と安全性も確保されており、実用性を考慮して有人、遠隔および自律走行のいずれでも施工が可能となっています。

https://www.sakainet.co.jp/products/ict_nxt_tech/autonomous.html

電動化および自律化によってCO2排出量削減を目指す締固め機械とICT施工【2】
酒井重工業株式会社 次世代事業開発部  担当 / 眞壁 淳

インフラ分野の脱炭素化・GX(グリーントランスフォーメーション)技術 / C-06 電動化および自律化によってCO2排出量削減を目指す締固め機械とICT施工【3】

脱炭素化と省人化に向けた取組と土木工事(締固めや路面切削工等)を担うICT(情報通信技術)建機

転圧管理システム
Compaction Meister

国土交通省「TS/GNSSを用いた盛土の締固め管理要領」に準拠し、転圧回数や走行軌跡だけでなく、加速度応答法CCVおよび舗装表面温度の管理など、土工から舗装工まで対応したクラウドネットワーク型の転圧管理システムです。土工や路盤工では、試験施工から利用することで規定転圧回数やCCV基準値のご提案ができる他、プルーフローリングの代替案として軟弱箇所の発見に利用することができます。また、アスファルト舗装工においては、初期転圧または二次転圧温度など、任意の転圧回数における舗装表面温度の帳票が作成可能となっています。

https://www.sakainet.co.jp/products/related/compactionmeister.html

電動化および自律化によってCO2排出量削減を目指す締固め機械とICT施工【3】
酒井重工業株式会社 次世代事業開発部  担当 / 眞壁 淳
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